REIT(上場不動産投資信託)

REIT(上場不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金を、オフィスビル・賃貸マンション等に投資して、賃料や売却益などの運用益を投資家に分配する投資信託のことです。

2000年の法改正によって、生れた商品で比較的新しい商品といえます。

【REITのメリット】
不動産投資には、通常資金が大きく必要ですが、REITなら、30万程度から不動産投資に参加することができます。
また、不動産は、その投資金額の大きさから分散投資をすることが難しいですが、REITなら多数の物件に投資をするためリスクを分散することができます

そして、不動産投資につき物である物件の管理をプロがやってくれるので、手間が要りません。

【REITのデメリット】
当然、REITは元本が保証されているものではないので、元金割れのリスクがあります。
また、分散投資をしているといっても、不動産のある地域が偏っていることもあり、地震等の発生により、物件が破損してしまうリスクはあります。

また、不動産の評価はもともと難しいものであるため、目論見書等の情報がしっかりと読み取れないというデメリットがあります。

【REIT選びの注意点】
では、REITを選ぶ際にはどのようなことに注意したらいいのでしょうか?
まずは、予想利回りを見ましょう。
REITは、株とは関係ありませんが、上場されている以上市場の影響を受けます。
予想利回りから見て、割高になっている可能性がありますので、しっかりと安い値段で拾うようにしましょう。

また、投資対象も調査しましょう。
投資対象としては、ショッピングセンターなどの商業施設・オフィスビル・賃貸マンションなどがあります。
主にどのような対象に投資しているのかによって、賃料等の推移が違ってきますので、よく調査しましょう。

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