自分年金を作って,年金減額時代を乗り切ろう!

【自分年金とは?】

自分で作る老後のための資金のことです。
自分年金とは,公的年金・退職金などでは足りないお金を,自分で積立てたお金のことです。

以下,細かく説明していきますが,細かい説明を聞いても良くわからないという人には,結論だけ伝えます(笑)

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これだけです。結論は,簡単なことです(^^)

【自分年金が絶対必要な理由】

今後は,公的年金・退職金ともあてにならないからです。

老後のお金は,主に公的年金・退職金・定年後の副業・再就職で賄われると思います。
ですが,どの収入も今の時代厳しい状況に直面しています。

公的年金 → テレビでもよく特集されていますが,公的年金は今後,支給年齢の引き上げ,年金支給額の切り下げなどで減額することが予想されます。

退職金 → 退職金は,退職者の増加や,企業業績の不振によって昔ほどは期待できない状況です

定年後の副業・再就職 → 若者でも就職難で苦しんでいる時代に,定年退職後の人材を積極的に雇ってくれる会社は少ないです。また,副業で稼ごうにも,副業で稼ぐことは特殊な技術でも持っていない限り優しくありません。

ですから,自分年金を作って,老後のお金を準備しておかなければならないのです。

【自分年金はいくら必要なの?】

結論から言うと,夫婦2人の場合
最低でも 2000万

ゆとりのある生活ということになると,5000万が必要です。

単身者なら
最低でも 1200万
ゆとりのある生活なら 3000万
が必要になります。

こんな大金無理,無理!!と直感的に思ってしまうのが普通です。
ですが,時間をかければ,必ずこんな大金でも準備できます。
安心してください!

どんな計算したらこんな大金が必要なの?と思うでしょうから,根拠を計算してみました。

夫婦2人の場合

まず,夫婦2人で老後生活を送る上で必要な生活費 約月24万
単身世帯の場合 約月15万
(総務省「家計調査年報」/平成22年)

旅行やレジャーのあるゆとりのある生活となると +月14万
必要です。

さらに,日本人の平均寿命は男性が79.64歳 、女性が86.39歳となってます。
(厚生労働省「平成22年簡易生命表」より)

そうすると,余裕を見て,夫婦で20年,単身6年の準備が必要となってきます。

以上のデータをもとに計算してみると・・・
最低限の生活で,
20年×12カ月×24万=5760万
6年×12カ月×15万=1080万
合計 6840万 が必要。

ゆとりのある生活となると,
20年×12カ月×14万=3360万 がさらに必要です。
となると,6840万+3360万=1億200万 が必要になります。

ですが,必要な金額は,公的年金や退職金でも賄えますので,その金額を引きます。
となると,
公的年金支給額 3800万
退職金 1200万  と仮定します。

最低限の生活で
6840万−3800万−1200万=1840万 が必要です。

ゆとりのある生活で
1億200万−3800万−1200万=5200万 が必要です。

 

単身の場合

前提条件として,余裕を見て女性なら26年,男性なら20年の準備が必要と考えます。
また,必要額は,2人世帯の60%と考えます。

大きなお金でも,心配なく準備できます!

【自分年金の作り方は?】

投資信託を毎月積み立てていくことで,自分年金を作る方法をお勧めします。
具体的には,STAMグローバル株式インデックス・OPと
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【なぜ投資信託が必要なの?】

預貯金の利回りは悪く,何十年積立てても大して増えません。
むしろ,インフレが起こると預貯金では目減りして,実質は減ってしまいます。

必要な金額を用意するためには,ある程度の利回りが期待できる株の投資信託を組み入れないと,目標額を達成できないからです。

また,株ばかりの運用に思えますが,日本人の性格上,預貯金を全く持たない人はいなかったのであえて債券を外しています。
資産運用をしましょうよと勧めても,毎月積み立てられる全額を投資信託の積立に充てる人はあまりいません。

【投資信託といっても具体的には,何を買えばいいの?】

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【毎月購入する金額は?】

毎月積み立てられる金額になります(笑)。
理想はありますが,現実的に考えると,とりあえず,1万でも2万でもいいですから,毎月投資信託を積立をスタートさせることがいいでしょう。

ただし,目標を言わせてもらえれば,次の金額になります。
夫婦2人の場合
35歳なら  1.5万(最低額)  4万円(ゆとり額)
45歳なら  4万(最低) 10万(ゆとり)


単身世帯の場合
35歳なら  1万円(最低額) 3万円(ゆとり額)
45歳なら  2万(最低) 6万(ゆとり)

(前提条件:7%の利回り,運用期間20年,30年で想定) 

以上,自分年金について書いてきましたが,
本当にこれからの時代自分年金が必要です。

ぐずぐずしていないで,毎月積立を早速始めましょう!
お互い素晴らしい人生が送れますように!

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